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注目のトレインチャンネルほか山手線車両内の広告媒体を紹介

都心を円環状に走り、日本でも有数の乗降客数をほこる鉄道路線・山手線。その車両内にはさまざまな広告媒体が用意されています。中でも注目は「トレインチャンネル」です。車両内のモニターで独自番組を上映し、番組と連動した広告展開ができるようになっています。トレインチャンネルをはじめ、山手線車両内の広告媒体についてご紹介します。

 


中づりからデジタルサイネージ・通信まで、山手線車両内の広告媒体

山手線の車両内では、主に以下のような広告媒体が用意されています。媒体により山手線単体、もしくは他の首都圏の路線とのセットで販売されています。


・トレインチャンネル

車両内のモニターで上映されるデジタルサイネージ(電子看板)です。山手線のほか、JRの首都圏主要9路線で上映できます。

モニターは2つ並んで1組となっており、右側のモニターには次の停車駅や路線図といった鉄道の情報を表示。そして左側のモニターで、オリジナル番組と広告を上映しています。ただし音声は流れません。

オリジナル番組はニュース・天気予報が中心。広告はスポットCMのほか、番組のコンテンツと連動した広告展開ができるのが大きな特徴です。たとえば、お天気番組内で熱中症指数を紹介したあとで清涼飲料水の広告を上映する、といった使い方がされています。天気予報では「天気予報ジャック」という広告商品も用意されています。こちらは商品名・企業名を番組の冠として付けたり、オリジナルキャラクターを番組に登場させたりといった番組をまるごとジャックしての広告展開ができます。


・Jビーコン

山手線の新型車両であるE235系で利用できる、車両内での通信を使った広告・情報配信です。車両内で情報が発信されると、Jビーコンに対応したスマートフォンのアプリが自動的に受信して情報を受けとります。広告を配信するだけでなくユーザーの鉄道利用状況を分析し、その情報を元にした広告展開も可能です。


・まど上チャンネル、サイドチャンネル

車両の窓の上のスペース(まど上)と、隣の車両との連結口の上のスペース(サイド)で上映するデジタルサイネージです。こちらもE235系車両で利用できます。15秒もしくは30秒の広告を上映でき、サイドチャンネルは1週間の動画ジャックも可能です。モニターのサイズはまど上・サイドとも同じ21.5インチですが、まど上はモニターが3つ横に並んでいるのが大きな特徴です。連動させて横長の大きなモニターのように使うことができ、迫力ある動画を上映できます。

まど上スペースではデジタルサイネージの「まど上チャンネル」以外に、アナログの媒体も用意されています。デジタルに比べると料金が低く設定されていますが、横に長い広告を出せるというスペースの特徴はそのままです。


・中づり

山手線の中づりはシングル・ワイドの2つのサイズが用意されています。ワイドはシングルの倍の大きさです。歴史が長く、車両内広告の代名詞的存在といってもいいでしょう。媒体の高い認知度そのものが大きな魅力です。


・ドア横新B

ドア横のフレームにポスターを入れて掲示する広告です。乗客が出入りする箇所であり、ちょうど目線の高さになり目に留まりやすい位置です。車両のドア横をまるごとフルジャック、もしくはハーフジャックする商品も販売されています。


・ステッカー

ドア横・ドアガラス・ドア上部に貼り出される小型のステッカーによる広告です。広告の面積は小さいものの、広告商品としては1か月単位で販売されており、長期間掲出したい広告に向いています。


・ADトレイン

ご紹介してきた車両内媒体すべてを同じ広告にして、山手線の1編成・11両をまるごとジャックする商品です。半月、もしくは1か月単位で販売されています。


車両内広告はリピート・一定時間の視聴が期待できる

電車は通勤・通学などで毎日同じ人が同じ時間帯に利用します。鉄道広告は、「毎日同じ人が同じ広告にふれる」ことが大きな特色。同じ広告に何度もリピートしてふれてもらうことが期待できるため、詳しく理解してもらいたかったり、ある程度複雑さをともなう商品やサービスをアピールしたい場合に有効です。幅広い年代層が利用、かつ長期的に掲出する広告商品も多いので、ブランドや会社名など全体的な認知度アップをはかりたい場合にも効果を発揮するでしょう。
さらに車両内広告は駅構内の広告に比べ、乗車している一定時間の間、同じ広告に触れてもらうことが期待できます。トレインチャンネルの番組展開・連動広告やJビーコンによる情報配信は、まさにこうした車両内広告のアドバンテージを活かした媒体といえるでしょう。


まとめ

ご紹介しましたように、山手線の車両内ではさまざまな広告商品が用意されています。価格帯も幅広く、比較的安価な広告では掲出期間の長い商品が多い傾向があります。広告商品は、(株)グローアップをはじめとする鉄道広告の代理店を通じて購入することができます。商品やサービスにあわせてうまく媒体をチョイスすることで、圧倒的な乗客数にコストパフォーマンスよくアピールすることができるでしょう。山手線車両へ広告を出稿する場合は、まずは代理店でよく相談するようにしましょう。

※記事中の媒体は2019年4月1日現在のものです。

参考=メディアラインナップ|jeki(株)ジェイアール東日本企画https://www.jeki.co.jp/transit/mediaguide/lineup/index.html