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首都圏の鉄道利用者に毎日アピール!トレインチャンネルのCM広告

電車内での広告といえば中づり広告や吊革広告が定番ですが、近年、首都圏のJRで拡大しているのが動画広告媒体の「トレインチャンネル」です。
お天気やニュースを中心に番組を上映しており、番組と連動した広告を上映することも可能。映像ならではの強い印象を与える効果を期待でき、上映する範囲も路線ごと・期間ごとに細かく指定が可能です。

電車広告の「毎日同じ人にアピールできる」という特徴に加え、番組と連動して商品やサービスを印象づけることができるトレインチャンネル。その魅力と仕組みについてご紹介します。

電車内のモニターで動画を上映する「トレインチャンネル」。独自番組も放送

トレインチャンネルはいわゆるデジタルサイネージ(電子看板)の一種で、首都圏のJR各路線で放映されています。2つのディスプレイが1セットで車両内に並べられており、右側には路線図や停車駅といった車両案内、左側にトレインチャンネルの番組が上映されるようになっています。お天気情報やニュース番組・文字による情報案内などの番組を常時上映しており、その中に動画広告を入れることができるようになっています。なお、音声は出力されません。

毎日繰り返し遡及できる動画広告。
タイアップによるさらなる効果も期待

トレインチャンネルは2002年に山手線で導入されたのを皮切りに、
現在では以下の路線で導入されています。

山手線/中央線快速/京浜東北線・根岸線

京葉線/埼京線/横浜線/南武線

常磐線各駅停車/中央総武線各駅停車

開始からすでに20年近く経っていることもあり、JRによる交通広告認知度調査ではトレインチャンネルの広告注目率は11.8%・広告到達率は37.6%にものぼります。首都圏のJR利用者にとって、トレインチャンネルは身近な媒体として定着しているといっていいでしょう。

一般的なデジタルサイネージでは広告のみを繰り返し表示しますが、トレインチャンネルでは番組と連動した広告を流せるのが大きな特徴です。たとえばお天気番組の中で、花粉情報を流すと同時に花粉症対策商品の広告を表示するといった使い方ができます。

 

看板ではなく雑誌媒体でのデータになりますが、(株)ビデオリサーチによる2019年の雑誌広告効果測定調査(M-VALUE)によると、広告のみの媒体(純広告)よりも記事や内容とタイアップした広告の方が購入につながりやすいという結果が出ています。

 

注目度では純広告の方が上回るものの、トレインチャンネルはもともと認知度の高い広告媒体です。番組と連動して上映される広告は注目を集めやすいのと同時に、実際の購入へと結びつける高い効果が期待できるといえるでしょう。

 

参考=第6回 M-VALUE(雑誌広告効果測定調査)

https://www.videor.co.jp/press/2019/190819.html

 

トレインチャンネルのスポット広告の種類

トレインチャンネル内に流す映像広告は長さ・上映時間とも3種類ずつ用意されています。

 

長さ=15秒/30秒/90秒

上映期間=1週間/13週間/26週間(約半年)

 

上映できる範囲も各路線ずつの指定のほか、複数の路線を組み合わせた以下の各セットが用意されています。

 

・9路線全てで上映

・山手線をのぞく8路線で上映

・女性専用車のみで上映
(中央線快速、京浜東北線・根岸線、埼京線、常磐線各駅停車のみ)

・各路線ごとの上映

 

各セット・路線により、用意されている上映時間や上映期間はことなります。

 

・9路線全てで上映

1週間15秒/26週間30秒/13週間30秒/13週間90秒

 

・山手線をのぞく8路線

1週間15秒/26週間30秒/13週間30秒

 

・女性専用車のみで上映(中央線快速、京浜東北線・根岸線、埼京線、常磐線各駅停車のみ)

1週間15秒

 

・各路線ごとの上映

山手線のみ13週間15秒、それ以外の路線はすべて1週間15秒/26週間15秒

 

さらに、上映されるCMにはスーパー枠・ハイパー枠というオプションが用意されています。これは最大7つまでの素材を入れ込むことができるもので、スーパー枠では3つ・ハイパー枠では7つまで、同じ商品やサービスを複数の素材を使ってアピールすることができます。順番の繰り返しや曜日の指定、時間帯を指定した上映パターンをつくることも可能です。
また動画を用意する際には、画面の比率に注意する必要があります。モニターのサイズは15インチもしくは17インチですが、トレインチャンネルでは路線により画面の比率が異なります。以下の3路線では、アナログテレビのような4:3の比率になっています。

 

・山手線E231系

・中央線快速線E233系

・中央総武線各駅停車E231系

 

この3路線以外の路線では、テレビやパソコン用モニターでおなじみの16:9の比率です。16:9比率の映像を4:3比率の画面で使用する場合は、トリミングなどの作業が必要になります。

 

まとめ

トレインチャンネルは、首都圏のJRを利用する方に向けて注目をあつめやすい広告媒体です。毎日同じ車両を利用する方は同じ広告に毎日ふれることになりますので、やや複雑な内容の商品やサービスであっても、繰り返しにより周知しやすくなる効果が期待できます。幅広い年代層にリーチしやすいことも、メリットとして挙げられるでしょう。
特に番組と連動したスポット広告は関心を引きやすく、強い関心や実際の購入行動に結びつけやすくなります。商品やサービスをより深く、細かな部分にまで周知したい場合に適した広告媒体です。